運送
業種をまたがる共通IDで作業を効率化
IDコマース基盤 手荷物手ぶらサービスにおいて、共通IDを利用した業務効率化を行う実証実験システムを開発しました。 旅客だけでなく業者の負担も軽減できることが確認できました。
目的
航空手荷物を事前に宅配業者に預けて到着空港で受け取れるサービスによって、旅客の負担は大きく軽減できます。一方、このサービスには宅配業者・空港宅配業者・航空会社と異なる業種・企業の連携が不可欠です。各企業はそれぞれ別々のシステムで手荷物を管理するため、手荷物には別々のIDが付与されており、その連携には煩雑な作業を必要となります。
本システムでは、共通IDを利用し且つ既存システムと連携することでID照合などの業務を効率化できることを確認しました。
特徴
既存システムを変更することなく、荷物1つあたりの平均処理時間がおよそ半分に短縮されました。さらに、作業プロセスのうち、実験時にシステム化された作業時間は、およそ10分の1に大幅短縮され、IDコマース基盤システムの導入によって、作業効率を大幅に向上できることが検証できました。
ID連携を行うことにより、アプリケーションごとにインターフェースを作ることなく、データのやり取りを行うことが可能となり、業務効率化に大きく貢献することが確認できました。