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アクティブタグを使って介護施設の安全性向上

老人介護施設向けに、対象者に応じて施設出入口やエレベータの利用可否を制御する統合監視システムを開発しました。 施設利用者の事故防止だけでなく、施設職員の見回りや事故対応業務の削減に貢献しました。

目的

老人介護施設の利用者はそれぞれに異なる事情があります。
大半の利用者は問題なく利用できる安全な施設でも、特定の利用者には危険な場所もあります。
特に、浴室やトイレなどひとりになる場所については注意が必要です。
従来は職員が利用者に付き添ったり定期的に施設を巡回したりと、本来の介護作業以外でも多くの労働力を必要としていました。
本システムでは、施設にいるすべての人々(利用者・職員・業者)に配布したアクティブタグの情報によって、設備の利用可否制御と設備利用時間の異常検知を行うことで、利用者の安全性向上と職員の省力化を両立しています。

特徴

配布されたアクティブタグには利用者個人を特定する情報は存在せず、特性情報(障害の有無や、体力の強弱など)のみが登録されています。
このため、万が一アクティブタグが紛失した場合でも情報漏えいの心配は不要なうえ、監視カメラなどでの監視とは異なり、個人を特定しない緩やかな監視が可能です。