その他
Webシステムの性能を最大限に引き出す負荷分散装置
大手SIer様からのご依頼で、Webアクセスの負荷分散装置の商用化開発を行いました。 アクセス集中時の順番待ち状況をリアルタイムでお客様に通知したり、特定のトラフィックを優先的に接続させるなど、 Web上のサービスを意識した負荷分散が設定でき、 従来のロードバランサと比較してWebシステムが快適に動作する状態を保つ事ができる製品となっています。
目的
スマートフォンの普及に伴いECサイトが一般にも広く利用されていますが、予約/販売開始時には一時的なアクセス集中が発生し、決済操作中にページ遷移できない、エラーになる等の不具合がかなりの頻度で発生しています。
このような状況の一般的な対策としてはアクセスのピーク時に合わせたサーバ増設が挙げられますが、構築稼働を含めた追加コストが必要となってきます。
本装置の導入によって、既存システムのポテンシャルを最大限に引き出しつつ、ポテンシャルを上回らないようなアクセス量に制御することで、より少ない設備投資でこれらの課題を解消します。
特徴
ピーク時と平常時の差が大きいWebシステムの前段に本装置を配置することで、アクセス集中時用の特別対策が軽減されます。
本装置には以下の特徴的な効果があります。
・お客様別、操作別に任意のアクセスを優先接続可能
・URL毎のリソース配分により「ページが表示されない」を減少
・ページ毎の優先化により画像/cssなどの読み込みエラーを防止
・ネットワーク管理者の接続を優先化